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省エネ基準がかわります
今日本の住宅性能(省エネ基準)が2020年に向け改革中です。省エネ基準の概要
従来の基準は建物の外皮性能だけで評価していましたが、新しい基準では「外皮の断熱性能」と「一次エネルギー消費量」の2つの物差しで評価します。また外皮性能の検討では、現時点では仕様によって基準を達成する「仕様規定」がないため計算で求める必要があります。
新基準:U値、η(イーター)値とは?
改正省エネ基準では外皮性能について、Q値に変わって「外皮平均熱貫流率(U値)」が採用されています。Q値との違いは、
換気等による熱損失は含めず純粋な建物の断熱性能を評価する点です。またμ(ミュー)値に変わり「冷房期の平均日射熱取得率(η値)」が採用されています。
評価は冷房期のη値で行い、暖房期のη値は一次エネルギー消費量の算出に使用しています。
一次エネルギー消費量とは
一次エネルギー消費量とは、建物で使ったエネルギー(電気・ガス)を作り出すのに必要なエネルギー(石油・石炭)を熱量で表したもので、一次エネルギーが少ないほど省エネ住宅になります。
一次エネルギー消費量は、暖冷房などの各種設備の種別と性能から算出し、設計仕様での値(設計一次エネルギー消費量)が、基準仕様での値(基準一次エネルギー消費量)を上回らないかを評価します。
設計一次エネルギー消費量は、建物の外皮性能も加味して算出します。
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